TESIOの在る街

沖縄市の中心市街地、通称コザ。
県最大規模の米軍基地である"嘉手納基地"を抱えるこの街は、
かれこれ半世紀以上、アメリカンカルチャーと共に歩んで来ました。

横文字のネオンサイン、パブにライブハウス。
地域の食堂に混じって外国人の経営するレストランも多く、あらゆる人種が行き交う通りの景色は、
エキゾチックな雰囲気が漂います。
そんな街の目抜き通り、"ゲート通り"の道沿いにTESIOは在ります。

TESIOでは様々なソーセージをドイツ伝統製法を用いながら毎日自家製しております。

ドイツ製法とは?

ソーセージづくり専用の機械、ノウハウでつくる製法です。
まな板の上に大きなお肉のかたまり。
小さなナイフで、筋や膜などを丁寧に取り除き、新鮮な内に、工房内でひき肉にします。

ブレンドした香り高いスパイスと共に機械で切り混ぜ、
滑らかなクリーム状に仕立てたら、たっぷりの粗挽き肉と合わせます。
出来た生地を天然の腸に詰め、1本ずつ捻っていきます。
スモークハウスでじっくり燻したら、パキっと口当たりの良いソーセージの完成です。

つくり手の思い

沖縄県産豚を中心に、あらゆるお肉を使い分けて配合し、
噛んでパチンと腸が弾けたときにお口いっぱいに広がる風味はどうあるべきか。
目一杯イメージを膨らませながら、試行錯誤を重ねております。

そんな探求の甲斐あって、2019年には本場ドイツで開催される国際品評会IFFAにて
ゴールドを2つ、シルバーを1つと出品した3種全てにメダルを授かりました。
世界のお墨付きを頂けた事は、TESIOの自信に繋がっています。

原材料について

ハムやソーセージの材料として欠かす事の出来ない新鮮な豚肉。
TESIOの生命線とも言える、肉の仕入れを担当するのは、歴史有る街のお肉屋さん、普久原精肉店。
普久原精肉店が営むのは、コザの台所、として地域を賑わせた"ゴヤ中央市場"内。
地元客でごった返した市場も、時代のうつろいと共に徐々に活気を失い、店舗数が激減。
そんな中で、新鮮なお肉を求め通い続ける常連客に始まり、新たに街で営む若い料理人たちの
支持を得ながら、普久原精肉店は、今でも地域の食を支えています。

肉屋も近代化し、効率化を求め部位ごとでの取引が主流である昨今、店主の大嶺さんは、
先代から看板を引き継いだ50年前当時から変わらない昔ながらの仕事にこだわります。
お店から遠く離れた屠畜場まで、片道2時間をかけ自ら足を運んでは、
大きな枝肉を何本もトラックに担ぎ込んで店舗に運び入れ、早朝の内に捌き切る。

瑞々しいお肉が所狭しと並ぶショーケースに、大嶺さんの情熱が溢れています。
半世紀以上、沖縄の豚肉と歩み続ける普久原精肉店。
TESIOの美味しさは、信頼有るお肉屋さんが、隣で営んでくれるからこそと言っても過言ではないのです。

手元に届いたら

TESIOはソーセージだけでなくハムやパテ、アウフシュニット(スライスソーセージ)
など幅広い商品を手掛けております。

それぞれに個性と良さがあって、どう食べようか悩み処ですが
美味しくお召し上がりになるポイントはTESIOの在る「食卓」をイメージされる事だと思います。
お手元にTESIOが届きましたら、まず街へと繰り出してパンやチーズ、お飲み物を求めましょう。

お好きなバゲットにサンドする。
たっぷり塗ってみる。
フレッシュなお野菜と合わせて味わう。

食卓にあなたの「大好き」を沢山広げて、あらゆる組み合わせに舌鼓を打つ。

食に目がない、愛すべき食いしん坊のひらめき、
その数だけTESIOの楽しみ方が御座います。

どうかどうか、存分にご堪能ください。